評価項目

HDS-Rの各項目について考える

改訂 長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)

HDS-Rをやる機会は多いと思うが
それを点数だけではなく評価として用いているだろうか?

21点以上だから認知症ではない
20点以下だから認知症と決めつけていないだろうか?

HDS-Rはあくまでスクリーニング検査なのであって
認知症と決定するための検査ではない
とわかって使用しているだろうか。

結果の解釈について考えていきたい。

年齢

単純な記憶を問う質問ですが
意外とできない人が多いです。

また認知症の方は自分の良かった時代などに
時間が戻っていることがあるので
検査終了後にそのときにどんなことがあったのか掘り下げて
話をしていくこともその人を理解する手助けになります。

日付見当識

日付・曜日を問う質問です。
この質問では言い繕いなどが良く見られます。

今日は新聞を読んでいない
なんとなく適当に答える
などです。

また、スケジュールを立てられるかなどの遂行機能の評価にもなります。

場所見当識

自分がいる場所の理解を問う質問です。
自分の現在位置の理解ができます。

この質問はおおむね答えることができますが
この質問に対して答えられないときには
認知機能の重篤な低下や不穏症状の出現などに注意が必要になります。

即時記憶

この質問ではその場で言ったことをそのまま繰り返してもらいます。

これによって会話の理解や言葉の理解がわかります。
この質問に答えられない人に対してリハビリを行う際は
単語レベルで指示を出していく必要がありますし、
会話の内容もできるだけ簡略化していく必要があります。

計算

100から7を引く計算を2回繰り返します。
100-7=93、93-7=86といった感じです。

これでは計算することはもちろん
記憶の保持やワーキングメモリが評価できます。

これができなくなると料理の順番や
優先順位の決定などができなくなります。

検査の中では高次な機能になります。

逆唱

これは質問者が言った3桁と4桁の数字を逆唱してもらいます。
3桁に失敗した場合4桁は行いません。

この質問でも言われたことを記憶に保持しながら逆からいうといった
記憶の保持+作業ができるか見ます。

遅延再生

先に出た即時記憶の内容を再び言ってもらいます。
これによって聴覚的な記憶力と物事を結び付ける能力がわかります。

思い出せない場合語を想起するようなヒントを出すことで
そこからイメージできるかみます。

視覚記憶

それぞれ関係性のない物品を5つだし、それを覚えてもらいます。

これによって視覚的に見て何があったか記憶できる能力を見ます。
これができないと視覚的に見てもわからないということになるので
見た景色を覚えられず道に迷いやすくなったり
同じものを何度も買ったりするようになります。

語想起・流暢性

想起のスピードや言語機能を見ます

この項目では
野菜を想起するが、その早期の仕方もしっかりと評価しよう。

葉野菜、根菜などカテゴリーに分けて想起するのか
料理などで使用するもので想起するのか
スーパーに並んでいる順に想起するのか
など客観的な評価の指標になる。

また認知症の種類別では
保続、自己的な中止なども評価します。

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