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姿勢評価の重要性
姿勢というものは何か作業をしたり動作を起こすうえで必要な能力であり
リハビリの現場では静止状態で見たり動的状態で見られている
現場で働く多くのセラピストは毎回評価しているものであるが
少なからず苦手意識がある人がいるであろう
姿勢が変わると何が変わるのか?
姿勢が変わることで人生が変わるとまではいわないが
それに近いことが起きる人も少なくない
痛みを訴える多くの人が姿勢によって痛みが起きていることが多いからである
姿勢は骨格や筋肉などの身体機能による影響も多いが
ストレスや不安などの精神的なものによる影響も多い
姿勢を見るうえで注意したいこと
姿勢を見るときには「姿勢を見るために評価する」のではなく
どのようにしてその姿勢ができているのかを観察することが重要になる
なぜその姿勢になっているかを探る際には
- 重心線の通り道(少なくても前と横)
- 左右の対称性
- 左右下肢の荷重量(アナログの体重計使用)
- 頭部の位置
- 支持基底面
加えて各関節のアライメントと筋の活動量を見ると
おおむね姿勢とそれ等に関わる問題点が見えてくる
理想的な姿勢はだれのもの?
理想的な姿勢とは何だろうか?
よくセラピストのさじ加減で無理な姿勢をとらされている人がいる
側弯症の人に「まっすぐにして」といったところでそれは無理な問題である
なぜなら骨格そのものが「変形」しているためである
その場合は筋活動が正常に働く姿勢を探ったり
無理なく疼痛なく過ごせる姿勢を探る必要がある
これらのように理想的な姿勢とはその人その人によって異なるものであり
全てが左右対称でありどこから見ても完璧な人はおそらくいない