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認知症の生活機能障害に目を向ける

認知症は何の障害?

認知症といえば物忘れが主だって目立つが
実際はどんな特徴があるのか?

実際あまり知られていないため
認知症を有する人が行う行動や言動を
理解することが困難である。

では認知症とはどんなところに注意する必要があるのか?

中核症状を理解する

認知症の中核症状としてまず最初に思い浮かぶのが記憶に対しての問題だろう。
よく同じ話を何度も繰り返したり、今やったことをまたやってみたりと
本人にとってはなんに問題のないことであっても
それらを繰り返し何度も何度も目の当たりにする人にとっては問題行動になりうる。

では繰り返し行うこれらの行動は何の意味もないものなのだろうか?
私としてはこの何度も行う行動の中に
認知症を有する人たちの困難感が詰まっているのだろうと思っている。

さらに遂行機能障害が重なると日常生活にさらなる困難をもたらすため
一人での生活や一般社会の中での生活に破綻をきたす人が少なくない。

日常生活活動障害の例
金銭管理ATMを操作できない、確定申告ができない、カードの利用方法がわからない
服薬管理処方された通りに服薬できない、かかりつけの医者に症状をうまく伝えられない
買い物複数の物品を買えない、適切な店で品物を買えない、割引などを利用できない
調理仕事の段取りが悪くなるが自覚していない、複数の仕事をこなせない
趣味自分で計画をたてて旅行に行けない、携帯電話やリモコンの操作方法がわからない、自動車運転で不注意な事故が増える、洗濯しながら料理するなど1つの行動ならばできても、2つの行動になると同時にできない

wikipediaより引用

 

生活機能障害を理解しよう

生活機能とは先の引用を参考してもらうと理解しやすいと思うが
日常生活で行う動作のことである。

もっとも生活に関連することとしては着替えや排せつなどのセルフケアと呼ばれるものである。

認知症の進行に伴ってこれらのセルフケアも行えなくなっていく人が多い。
それは記憶の問題ではなく
失行と呼ばれる、身体的には可能である動作ができなくなることに関連する。

このような動作や活動が行えなくなってくると介助する人がすべてを
行ってしまい、認知症を有する人は”お客さん”になってしまう。
ここでいう”お客さん”とはすべてしてもらう人のことである。

そうではなく、できることは自分で行い
出来ないところのみを介助することが進行を防ぐために必要なことである。

介助する人も工夫が大事

多くの人はできなくなると困るからすべてを自分でやらせようとしたり
すべて手伝ってしまいがちである。

このような状況では認知症の進行はますます加速するばかりである。

この生活の中での機能障害は理解するのが非常に難しいことであるが
これらを理解していかないことには認知症を有する人にとっては
失敗体験ばかりが積み重なりストレスしかなくなる。

本人にとっては好きで失敗をしているわけではなく
体は動くのにどのようにすれば良いのかわからないからである。

なので、介助する人にとっても認知症の人が発するSOSを
敏感に感じ取り、できること・できないこと
できるけど難しい部分など理解し
その人ができる生活の中で十分なケアをしていく必要がある。

 

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