呼吸療法認定士

呼吸苦を感じる人の日常生活指導はどうやってする?

目次

日常生活動作で息切れが起きるのはどんな動作?

  • 上肢の挙上を伴う動作
  • 反復して行う動作
  • 息を止める動作
  • 腹部を圧迫する動作

呼吸器疾患を有する人にとって
主にこれらの動作が呼吸苦の原因になっている。
ではこれらの動作を伴う動作にはどのようなものがあるのか?

上肢の挙上を伴う動作

これは主に洗髪動作や上着の着脱です。
また意外に多いのが冷蔵庫の上段からものをとる際に動作です。

ではなぜそうなるのか?
それは上肢を挙上することで胸郭の動きを制限してしまうからです。

反復して行う動作

これは洗体動作や掃除機をかける動作です。
また歯磨きなどでも起こます。

この原因としては力を使い続けることが挙げられます。
また反復して行うことで動作スピードが上がりやすく
易疲労性の方には呼吸苦の原因になりやすいです。

息を止める動作

これは洗顔、会話、食事などが挙げられます。
また排便の際のいきみでも同様の症状が見られます。

主な原因としては呼吸の制限が挙げられますが
換気障害が起きている人にとって
息を止めるという動作自体が呼吸苦を起こしやすいため
呼吸苦からの回復がかかりやすいことも特徴的です。

腹部を圧迫する動作

これは下からものをとる動作や、靴下、ズボンをはく動作などです。
前傾姿勢をとることで腹圧が高くなりやすく
横隔膜の動きを制限してしまうことが原因になります。

自助具の作成するなど前傾姿勢をとらないで
動作を行えるように工夫する必要があります。

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-呼吸療法認定士