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呼吸不全と呼吸困難の違いとは何だろうか

目次

呼吸不全と呼吸困難の違い

呼吸不全と呼吸困難の違いを聞かれて
すぐに答えられるだろうか?

よく使われるけど呼吸困難って何?
カルテに書いてあるけど呼吸不全って何?

ふとした疑問をしっかりと解決しましょう。

呼吸不全とは

肺がガス交換を果たせなくなった状態であり、
換気不全またはガス交換障害または両者の合併ことである。

とされています。

血液ガスの所見としては低酸素血症のみまたは
低酸素血症と高炭酸ガス血症に分けられます。

主に検査などの所見などに示されているとおり
客観的な症状によって鑑別されます。

呼吸困難とは

神経刺激、機械的刺激、情動の変化などによって生じ
胸を締め付けられるような感覚の訴えが多くみられます。

またほこりやアレルギーなどの異物によって気道上皮上の
受容器が刺激されると気管支平滑筋などの収縮が起き
浅い頻回の呼吸が見られます。

呼吸不全とは異なり、検査の所見のみではなく
不快な症状などの主観的な症状によって鑑別されます。

まとめ

呼吸不全でも呼吸困難でも浅い呼吸や頻回な呼吸などの症状は見られますが
呼吸困難では低酸素血症や高炭酸ガス血症などは必ずしも含まれません。

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