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なぜ血液データを見るのか?
離床をするということはただ起きて
座ったり、車いすに移乗したりすることではありません。
そして離床をするということは少なからず身体への負担がかかります。
さらに運動をするとさらに負担が大きくなります。
血液データを見なければ身体への負担や
離床によって起こりうる症状が把握できません。
予後予測をしよう
血液データを見るということは、現在の身体状況のみならず
離床に伴う症状の予測をするということです。
血液データからは簡単に酸素の運搬能力や栄養状態
貧血・出血傾向・炎症の有無など
様々なことがわかります。
そのなかで離床することでの予後を予測するということは
非常に重要なことです。
基準値をしっかり見る
どんな検査でもそうですが、血液データを見るうえで
基準値というものをしっかりと確認する必要があります。
しかし、基準値ばかりを重視するあまり多少の誤差によって
離床できないなんてことがないようにしましょう。
細かく言うと、多少の基準値からの上下を把握しておくことは
重要ですが、神経質になることはないということです。
基準値から大きく上下している部分をしっかりと見ましょう。
血液データを見て診断するわけではなく
起こりうる症状を予測することが重要になるので
このところを忘れないようにしましょう。